コラム

陰陽論

2019年06月26日

お灸教室は、肩こり、腰痛、冷え症、更年期障害、不妊とテーマ毎に開催していますが、このコラムでは様々な症状に適したツボの紹介をしています。

また、お灸のセルフケアをする上で知っておきたい、東洋医学の基本についてもお話しています。

 

<陰陽論>

 

「陰陽論」は、以前お話した「五行論」とともに、東洋医学の基本思想の一つです。

どちらも、季節の移り変わりや自然現象、人間の体の変化を観察してつくられたものです。

 

五行論は、自然界の万物は、「木・火・土・金・水」の5つの要素から成り立つという考え方です。

 

 

行論は5月1日のブログに詳しく書いたので、今回は陰陽論についてお話します。

 

陰陽論は、自然界の万物は、「陰(いん)」と「陽(よう)」の要素を持ち、互いにバランスをとっているという考え方です。

 

(陰の性格)

冷たい、暗い、重い、静か

(陽の性格)

暖かい、明るい、軽い、活動的

 

例えば、1日のうち夜は陰、昼は陽、私たちの体では下半身は陰、上半身は陽と考えます。

陰と陽は対立する関係ですが、連続する関係でもあります。陰陽が変化しながら役割を交代する関係とも言えます。

 

 

 

1日の陰陽をみると、真昼に「陽が極まり」、その後徐々に陽が減り陰が増えていきます。そして真夜中に「陰が極まり」、その後徐々に陰が減って陽が増えていきます。

 

この様に陰が極まると陽に転じ、陽が極まると陰に転じる。というように、変化しながら役割を交代していきます。

今は夏至の季節なので、陰陽の関係は次のようになります。

 

 

 

前回のコラムでも夏至のお話をしましたが、夏至は1年のうちで最も昼が長い季節です。夏至を境に徐々に昼が短くなり、夜が長くなっていきます。

 

これを陰陽でみると、夏至に「陽が極り」その後徐々に陽が減り陰が増えていきます。そして冬至に「陰が極り」その後徐々に陰が減って陽が増えていきます。

 

この様に、1日の中でも陰陽が増えたり減ったりを繰り返し、1年の中でも同じように陰陽が増減しながら季節が変わっています。

 

陰陽はどちらかが増えすぎたり、減りすぎたりしないように、どちらかが極まると他方に変化するという特徴があります。

 

 

また、陰の中にも「陽」があり、陽の中にも「陰」があるとも考えられています。このことからも、陰陽はお互いに助け合って、バランスをとっていることがわかります。

 

 

 

この図は「太極図(たいきょくず)」といいます。陰陽のバランスの変化が表されている図です。

陰陽の変化と、陰の中に陽があり、陽の中に陰があるということが表現された図です。

 

 

季節の変化も、本来は陰陽がお互いにバランスをとって、徐々に暖かくなったり寒くなったりします。

 

ところが近年の気候は、急に気温が上昇したり、下降したりして、陰陽が極端に変化しているのが特徴です。

 

 

 

このような陰陽の変化が、私たちの体にも大きな影響を与えています。このお話は別の機会に・・・

 

 

 

 

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

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