コラム

熱中症 ①

2020年08月28日

体温を超える暑さが続いています。新型コロナウィルスの感染者も増えていますが、熱中症になる方も増えています。今回と次回は、お灸とは少し離れてしまいますが熱中症についてのお話です。

 

<体の水分量>

 

私たちの体の多くは水分で、この水分を体液といいます。成人で体重の約60%が水分、残り40%はたんぱく質、脂質、糖質、無機質などで構成されています。

 

体液の割合は年齢、性別、筋肉量、脂肪量などによって異なります。小児は70~80%、成人60%、高齢者は50%と言われています。赤ちゃんや小さい子供の肌がみずみずしいことからも,小児の水分量が多いことがわかりますね。

 

 

私たちの体には恒常性(こうじょうせい:ホメオスターシス)という機能が備わり、体の状態を丁度良い感じに維持しています。

 

食事や水分摂取で体に入れた水分は、排泄で体の外に出して水分量を調節していますが、これも恒常性(ホメオスタシス)の働きによるものです。

 

 

 

恒常性によって摂取量と排泄量のバランスが保たれて正常な水分量を維持しています。しかし、何らかの理由によって水分バランスが崩れることがあります。その一つが脱水です。

 

<脱水>

 

水分摂取量が排泄量より少ないと体液量が減少します。体液量が減った状態を脱水といいます。

 

(脱水の原因)

 

①水分損失

 暑さや運動、激しい下痢や嘔吐によって水分が失われることで、水分や電解質(Na⁺、H⁺、HCO₃̠⁻)が損失

 

 

②水分摂取量不足

 意識低下、乳児や高齢者、水分摂取を控える等により摂取する水分が不足

 

毎日猛暑日が続いている今は水分損失が多く、熱中症になりやすい時期です。また、乳児や高齢者は水分摂取不足にもなりやすいので注意が必要です。

 

 

(乳児と高齢者に脱水が多いのは)

 

高齢者は、体液が体重の50%と少ないことから脱水になりやすいと言われています。しかし、乳児は体液が体重の70~80%も占めるのに、なぜ脱水になりやすいのでしょう?高齢者と乳児が脱水になりやすい理由をみてみましょう。

 

①高齢者が脱水になりやすいのは

 

体液は脂肪より筋肉に多く含まれます。高齢者は筋肉量が少ないため体液量が少なくなります。また、喉の渇きを感じる中枢神経の感受性が低下するため、喉の渇きを感じにくくなります。

 

 

さらに、トイレが近くなることから水分摂取を控えたり、認知機能低下によりのどの渇きがわかないこともあります。また、腎臓の働きが衰えているために水分量をコントロールできないことも原因です。

 

②小児が脱水になりやすいのは

 

代謝が激しく水分を失いやすいことから、体重に占める体液量が多くても水分の必要量が成人より多いため脱水になりやすいのです。

 

また喉の渇きを訴えることができないことや、腎臓の機能が未発達なので水分量をコントロールできないことも原因です。

 

この様に、高齢者や乳幼は脱水になりやすく、自分では気が付きにくいため周囲の大人が気を付けることが大切です。

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

※駐車場はありません。
※お灸教室の人数は各6名~8名

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駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
江ノ電柳小路駅から徒歩7分
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電話番号

0466-21-9881

お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観