コラム

二百十日

2019年08月28日

夕方になると涼しい風も吹き、夜は過ごしやすくなってきましたが、日中は気温が高くジメジメしているので、体調管理が難しい季節です。お灸コラムをご覧になって、健康で過ごすためのヒントを得てください。

 

<二百十日>

 

二百十日は雑節の1つです。立春から数えて二百十日目で、毎年9月1日頃です。

 

昔から、二百十日の頃は台風や風が強い日が多く、過去の大きな被害をもたらした台風は、ほとんどが9月に来ているようです。

 

 

稲が実る頃なので、天気予報が無かった頃の人たちは「二百十日」を目安に警戒していたようです。

 

 

 

雑節は農業の目安になっていたので、「二百十日」は、これから台風が来る季節だから用心しようという意味があったのだと思います。

 

稲刈り前の大切な時ですから、台風が来たら一大事です。そのため、各地では風を鎮めるためのお祭りが行われ、今でも引き継がれています。

 

中でも、毎年9月1日から3日まで行われる、富山県の「おわら風の盆」は沢山の観光客が訪れることで有名です。

 

女踊りと男踊りがあるようですが、編み笠を深くかぶって踊る姿は風情があります。

 

<白秋>

 

五行論は、人を含めて万物は「木・火・土・金・水(もく・か・ど・ごん・すい)」の5つの要素から成り立つという考え方です。

陰陽論とともに、東洋医学の基本思想の一つです。

 

季節の移り変わりや自然現象、人間の体の変化を観察してつくられたものです。

 

 

 

五行論で秋は「金」の性質を持ちます。また、五色は「白」、五味は「辛」、五悪は「燥」、五竅は「鼻」、五主は「皮毛」、五華は「毛」、五臓は「肺」です。全て金の性格に属します。

 

 

四季と色の組み合わせで「青春」という言葉はよく使われますが、元々は季節を表す言葉だったのが、人の生涯に当てはめられ、若いころを指す言葉になりました。

 

 

 

同様に「白秋」とは秋のことです。

明確な基準はないようですが、人の生涯に当てはめると50代くらいを表しているようです。

 

ちなみに夏は「朱夏(しゅか:朱は赤を指します)」、冬は「玄冬(げんとう:玄は黒を指します)」でいずれも五行論に基づく表現方法です。

 

五行論というと馴染みがないようですが、季節や人の生涯を表す言葉以外にも、日常生活の中で使われている五行論に基づく表現方法は意外と身近にあるものです。

 

秋の夜長に、皆さんも探してみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

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※お灸教室の人数は各6名~8名

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駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
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お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観