コラム

お灸の歴史

2019年02月27日

お灸教室では紹介できないお灸のお話しを紹介します。
お灸教室に参加する前や参加した後にお読みください。

 

前回は、東洋医学の歴史についてお話ししましたが、今回は日本のお灸の歴史についてお話しします。

 

〈松尾芭蕉もしていたお灸〉

お灸は中国から伝来しましたが、その後日本独自の発展を遂げています。平安時代になると、お灸の原料のもぐさは「国産」が作られるようになった様です。

お灸が伝来した当時は、宮廷内や貴族が行っていたお灸療法ですが、鎌倉時代には武士に、さらに江戸時代では庶民にも広まり最盛期を迎えました。

 

俳人で有名な松尾芭蕉は、「股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すゆるより松島の月まづ心にかかりて」と、奥の細道の序文に書いています。

松尾芭蕉

 

奥の細道は、東北から北陸にかけて旅をした紀行文ですが、「足三里というツボにお灸をしてすぐに」とあるように、旅立つ前に足三里というツボにお灸をしたとあります。  

 足三里というツボは、膝の下にあるツボで足の疲れをとる作用だけでなく、胃の調子や、体の疲れをとるツボとして有名です。(写真:足三里のお灸)        

 

 

江戸時代に最盛期を迎え、民間で広く用いられたお灸療法は、昭和に入ってからも家庭で民間療法として行われていました。

 

「おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんが自宅でしていた。」という方もいらっしゃると思います。

その頃のお灸は、直接灸(透熱灸:とうねつきゅう、知熱灸:ちねつきゅう)と言って、モグサを直接肌の上に乗せて行っていました。やけどを作って免疫力を上げるという方法ですが、熱さを我慢したり、お灸の跡が残ることがありました。

 

お灸が熱いとか、やけどのイメージがあるのは、そのような方法が印象に残っているためだと思います。

 

〈現代のお灸〉

最近は、直接肌に乗せるお灸より、間接灸と言って台座が付いているものが主流になっています。温かさを感じる程度のお灸や香りがついたお灸など、初心者でも扱いやすいお灸が普及しています。

お灸の種類も豊富です。

 

☑温度が低いお灸・・・初心者におススメ

☑温度が高いお灸・・・上級者

☑アロマ灸・・・香りも楽しめます    

 

(間接灸の種類) 詳細は、当ホームページの「お灸のススメ」をご覧ください。 

 

  

 

写真左から

☑台座灸☑隔物灸(しょうがの上にもぐさが乗っている)☑棒灸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

※駐車場はありません。
※お灸教室の人数は各6名~8名

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アクセス

駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
江ノ電柳小路駅から徒歩7分
駐車場はありません。
公共交通機関をご利用ください。
電話番号

0466-21-9881

お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観