更年期障害

冷える、のぼせる、やる気が出ない、今まではこんなことなかったのに・・・
閉経前後10年間の更年期は、ホルモンバランスが変化するため、心身ともに様々な症状が現れます。
お灸教室に参加した方には、更年期症状で悩まずに、毎日を笑顔で過ごして欲しい！と願っています。

のぼせや汗が止まらない（発汗）というのは、更年期症状の特徴的な症状です。ホルモンバランスが変化すると、自律神経にも影響が出るために、血管の運動がうまくいかなくなり、のぼせや発汗が起こると言われています。

人前でこのようなことが起こると、精神的に緊張するために、さらに症状が激しくなることもあります。 一方、手足は冷えていることも多く、「手足の冷えとのぼせ」といった一見正反対の症状が、同時に現れるのも更年期の特徴です。

東洋医学では、「上実下虚（じょうじつかきょ）」といい、気血水のバランスが崩れた状態と考え、このような時には、手足のツボをお灸で刺激します。

心電図やエコー検査、肺の検査をしたけど異常なし。それなのに、動悸や息切れがひどく、すぐに疲れる。こんな症状も、更年期にはよく現れます。

心臓や肺の働きは、交感神経と副交感神経（二つ合わせて自律神経）で調整されています。更年期には、自律神経のバランスが崩れやすいため、動悸や息切れが起こることがあります。

気圧の変化、天候の変化が症状に影響する場合もあります。

やる気が出ない、イライラする、心配ばかりしている、気分にムラがある・・・更年期は心のバランスが崩れやすい時です。

更年期は、体の変化に加え、子どもの受験や就職、親の介護、責任の重い仕事など、家庭でも職場でも女性にとっては節目の時期であり、様々なできごとが重なる時期でもあります。

人が一度に処理をできるのは二つまで。それ以上の変化があると、知らない間に心身のバランスが崩れていきます。 お灸はリラックス効果もあるので、心身のバランスを保つのに適しています。