コラム

東洋医学ってどのような医学?

2019年02月19日

このコラムでは、お灸教室でお話ししきれないこぼれ話やお灸の豆知識などを、お灸教室に代わってお話しするページです。

お灸教室に参加する前に、また参加した後にお読みください。

 

東洋医学ってどのような医学?〉

 

一般的に中国伝来の「お灸、鍼、漢方薬」などを東洋医学と呼んでいますが、広い意味ではアジアで生まれた医学である「インドのアーユルヴェーダ、イスラム医学、チベット医学」も含めて東洋医学と呼ばれています。

その他にも、気功、太極拳や、アジア諸国に特有の医学もあり、それらを含めて東洋医学と呼ぶこともあります。

このコラムで東洋医学という場合は、「お灸、鍼、漢方薬」のことをさします。

                            

 中国北方の寒い所で「お灸」、南方の温かい所で「鍼」、西方の植物がよく育った所で「薬草」、東方で「へん石(石鍼)」、中央で「導引という体操や按摩」が発達したと言われています。

 

漢方というと、漢方薬をイメージしますが、元々は中国に起源を持つ東洋医学全般を漢方と呼んでいました。オランダから伝来した医学を「蘭方(らんぽう)」、日本固有の医学を「和方」、中国伝来の医学を「漢方」と呼んで区別していたのです。それが、現代では漢方というと漢方薬を指すようになりました。

 

〈東洋医学の発生〉

 

1971年に中国湖南省で、馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)という前漢時代の墓が見つかりました。これらの墓からは、紀元前に書かれた大量の医学書や、埋葬されていた人が使っていたと思われる漢方薬、紀元前168年頃に亡くなった婦人の遺体が発掘されました。これらのことから、中国では紀元前から医学書や漢方薬があったことがわかっています。

 

 

 

発掘された医書からは、「経絡(けいらく):気血水の通り道」、「経穴(けいけつ):ツボ」、「五臓六腑(現在は六臓六腑)」など、現在の鍼灸治療で使われる概念が存在していたこともわかりました。

また、1968年に中国河北省満城中山(まんじょう ちゅうざん)王墓からは、当時の鍼などの医療器具も見つかっています。

 

〈日本への伝来〉

 

東洋医学は、600年以前は朝鮮半島を経由して日本に伝わってきていましたが、600年以降は遣隋使や遣唐使によって、積極的に中国から医療の知識や技術を持ち帰ったと言われています。

 

平安時代になると、日本でも医書が作られるようになりました。現存する最古の医書は、「医心方」という医書で、昭和59年に国宝に指定されています。著者の「丹波康頼(たんば やすより)」は宮廷医となりましたが、丹波氏はその後900年に渡り宮廷医としての地位を保ちました。

 

 

因みに、丹波康頼の子孫は、鬼籍に入られた俳優の丹波哲郎さんです。

★弥生時代には稲作や青銅器など、大陸からの影響を受けた文化が発達したことから、医学の知識や技術もすでに伝わっていたと考えることもできるようです。

 

 

 

 

 



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(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

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