コラム

熱中症 ②

2020年08月31日

気象庁によると、全国には921か所の観測地点があるそうです。8月は平均で約7割の地点で真夏日(30℃以上)が観測されたようです。明日から9月ですがこの暑さはいつまで続くのでしょうか。引き続き熱中症対策が重要ですね。

 

<熱中症>

 

前回のコラムは、体重に占める体液(水分)の割合は小児は約70~80%、成人は約60%、高齢者は約50%であり、恒常性(ホメオスタシス)によって体液が維持されているというお話でした。また体液量が減った状態を脱水と言い、小児と高齢者は脱水になりやすいということもお話ししました。

 

 

環境省によると、熱中症は「環境・からだの状態・行動」の3要因によっておこると言われています。脱水はその要因の中の一つです。

 

ではどのくらいの体液が減ると脱水になるのでしょう。

 

〇喉が渇いたな~と思ったとき

 

 

この時には、すでに体重の約1%が失われているといわれています。

 

〇尿の量が減ったとき

軽度脱水にあたり、体重の約3~5%の脱水

 

〇頭痛を感じるとき

中度脱水にあたり、体重の約5~10%の脱水

頭痛のほかに倦怠感、めまい、嘔吐、血圧低下、手足のしびれを感じることもあります

 

 

〇意識もうろうとする、または意識がないとき

高度脱水にあたり、臓器不全になり命の危険があります

 

<熱中症予防の水分補給>

 

熱中症の予防は水分補給だけではありませんが、今回は水分補給にスポットを当ています。脱水になる前に上手に水分補給を行って熱中症の予防をしましょう。

 

脱水には水欠乏性脱水とNa欠乏性脱水があります。それぞれの特徴をみてみましょう。

 

①水欠乏性脱水(高張性脱水 こうちょうせいだっすい)

 

主に水の摂取不足によって起こる脱水です。体液の中でも細胞外液の浸透圧が高くなっている(血液中のNa濃度が高い)状態の脱水です。

 

喉の渇きが強いのが特徴です。喉が渇いたと感じるころには脱水が始まっているので、時間を決めて少しずつ飲むことが大切です。この時は水分の補給で十分です。

 

 

②Na欠乏性脱水(低張性脱水 ていちょうせいだっすい)

 

大量に汗をかいた時に水だけを大量摂取した時に起こる脱水です。体液の中でも細胞外液の浸透圧が低くなっている(血液中のNa濃度が低い)状態の脱水です。最近では「水毒症(すいどくしょう)」と言われることもあります。

 

水だけを大量に摂取すると体液のNa濃度が低くなります。尿の量が減る、血圧低下、頻脈、嘔吐、頭痛などが起こり、臓器の働きも悪くなります。

 

 

予防するには、Naは経口補水液やスポーツドリンクが適しています。しかし、スポーツドリンクは糖分が多いので水代わりに飲むことはよくないです。また、経口補水液は1日の目安量が決まっているので適量を飲むようにしましょう。

 

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

※駐車場はありません。
※お灸教室の人数は各6名~8名

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アクセス

駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
江ノ電柳小路駅から徒歩7分
駐車場はありません。
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電話番号

0466-21-9881

お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観