コラム

各地で激しい雨が降りましたが、今頃は梅雨に入る前の走り梅雨と言われる時期です。この様に、湿気が多い日はお灸がおすすめです。

 

＜小満＞

 

5月21日から6月5日までは小満（しょうまん）です。この季節は、「万物盈満（えいまん）すれば草木枝葉繁る」というように、日も長くなり気温も上がって、植物が成長して天地に満ち溢れる様子から「小満」といいます。また、走り梅雨と言い雨が多い季節です。

 

お米の産地では、田植えがピークを迎える頃です。

最近はパンの人気に押され、お米の消費量が減っているようです。

炭水化物を抜くダイエットも流行ったことも、お米離れの一因でしょうか。

 

 

 

 

お米の主な栄養素は、炭水化物ですが実は人の体を構成している栄養素でもある、たんぱく質も多く含まれています。

その他にもビタミンやマグネシウム、脂質や食物繊維も含まれています。

田植えが始まる小満を機会に、お米を見直したいですね。

 

万物が満ちてくる頃なので様々な花も見頃を迎えます。中でもバラが見頃を迎えています。

 

 

 

 

バラの花は豪華で華やかな姿が私たちを魅了しまが、それだけでなく香りも楽しめますね。

バラの香りは、よく晴れた日よりも、曇りの日の方が香りを感じやすいと思ったことはありませんか？

 

バラの香りに限らず、湿度が高い方が香りを感じやすいようです。

小満の頃は、少しずつ湿度が高くなっていく頃なので、バラはこの時期に合わせて香りが引き立つように咲いているのでしょうか。

 

＜小満にオススメのツボ＞

暦の上ではもう夏ですが、本来は5月は薫風が吹くというように、爽やかな風が吹く過ごしやすい季節です。

 

しかし、今年は急に気温が高くなり、体に熱がこもっている方が多いと思います。

 

 

 

東洋医学では、熱がこもるというのは、体温が高くなるということではなく、次のようなことを言います。

 

☑体がだるい

☑舌のコケが黄色い

☑寝つきが悪い

☑手足が冷えているのに顔がほてる

 

このような症状がある時には、曲池（きょくち）というツボがオススメです。

 

曲池は肘の曲がり角にあるツボです。

肩こりや、更年期障害で火照りがある方にもオススメのツボです。

 

 

本格的な夏になる前に、お灸でケアをしましょう。