コラム

冬の土用

2020年01月22日

大寒は1年で一番寒い季節ですが、今年の大寒は暖かい日もあり、来週からは梅雨のような天気になるという予報もあります。体調管理が難しいですが、お灸の養生でなんとか乗り越えましょう。

 

<冬の土用>

 

2月18日から立春の前日2月3日までが冬の土用です。

 

五行論は、万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類できるという、東洋医学の重要な考え方です。

季節も次のように「木・火・土・金・水」に分類できます。

 

春→木

夏→火

秋→金

冬→水

 

あれ?土が余る・・・土をそれぞれの季節の前に置いたのが「土用」です。しかし、余ったのが本当の理由ではありません。

 

 

春土用:立夏の前18日間

夏土用:立秋の前18日間

秋土用:立冬の前18日間

冬土用:立春の前18日間

 

土用が各季節の前に置かれているのは、「土」が余ったからというより、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、いつも以上に養生しましょうという意味が含まれています。

 

土用の「土」は東洋医学では、次のような特徴があります。

 

〇胃腸の調子に特に注意が必要

〇湿が多い

〇粘着性(症状が長引く)

〇下半身の症状が出やすい(足のむくみ、だるさなど)

 

湿度が高い日本では、夏の土用の養生が特に必要であったことから、夏土用が一般的になりました。

土用の丑の日にウナギを食べるとよい、という風習が広まったのは江戸時代です。

 

平賀源内のアイディアだったと伝えられています。平賀源内は、本草学(現在の漢方薬)、医学にも通じていたことから、夏土用の重要性を知っていたのでしょう。

 

<冬の土用の養生法>

 

では、冬の土用はどのようなことに気を付ければよいでしょう。

気温が低いので、冷えによる不調を予防すること、感染症が流行りやすいので免疫力をアップすることが大切です。

 

〇胃腸の調子に気を付ける

 体温が下がりやすいので、胃腸の働きも鈍ります。温かい飲食や、消化の良い食べ物、またよく噛んで食べるなど簡単なことから始めましょう。

 

 

〇冷え予防

体温が下がると免疫力が下がるとも言われています。この場合の体温は深部体温と言って、体の内部の体温です。

入浴では、熱いお湯に入るより40~41度のお湯に、ゆっくりつかることがオススメです。

 

温泉などに行って長時間入るときは、水分補給も忘れずに!

 

 

また、急な温度差はヒートショックによる、心臓や脳へのダメージが起こりやすいので、かけ湯で手足を温めてから入浴しましょう。

(詳細はヒートショックのコラムをご覧ください)

 

〇免疫力アップ

 

お灸がオススメです。

今までに紹介した「足三里、太谿、三陰交、関元」は冬の土用にピッタリのツボです。

 

寒さに負けず、土用の季節を健康に過ごしてください。

 

 



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

※駐車場はありません。
※お灸教室の人数は各6名~8名

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アクセス

駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
江ノ電柳小路駅から徒歩7分
駐車場はありません。
公共交通機関をご利用ください。
電話番号

0466-21-9881

お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観