コラム

雨水とお灸

2021年02月19日

強風が吹きましたが、皆さんは影響がなかったですか。東洋医学では、春は風の季節です。風の邪気を風邪(ふうじゃ)と言いますが、風邪は万病の元。

色々な邪気を運んでくると考えられています。風邪の影響を受けないように、お灸で養生しましょう。

 

<雨水>

 

2021年は2月3日から17日までが立春の節季だったので、暦の上では春になりました。また2月18日から雨水(うすい)の節気に入りました。梅の花や早咲きの桜も咲き始めた所もあり春の気配を感じますね。

 

一方、雨水の節気に入った日に大雪の注意報が出る所もありましたので、本格的な春はまだ先のようです。

 

 

雨水は降る雪が雨に変わる頃、雪解けの頃という意味です。雪解け水や川や湖、池の氷が解けて水になり土が潤い始めることから農業の始まりの節気でもあります。

 

3月3日は雛祭りですが、お雛様は雨水に飾るとよいとも言われています。これは、雛祭りは元々は水に関係する行事だったためと言われています。

 

人形(ひとがた)にした雛人形に厄や疫(びょうき)を移して川に流した流し雛が、雛祭りの始めとされています。今でも流し雛の風習が残る地域もありますね。

 

我が家のお雛様は、母の作った木目込み人形です。お雛様が鼓を演奏しているので、ちょっと変わったひな人形ですがとても気に入っています。

 

 

<雨水にオススメのツボ>

 

風が強いためか、気温の変化が激しいためか、めまいや耳鳴りの患者さんが増えています。

 

冒頭でもお話しましたが、春は風の季節です。東洋医学では、風の邪気(じゃき:体に悪い影響を与える気)を風邪(ふうじゃ)と言って、次のような症状が現れやすいと考えます。

 

また、風邪は他の邪気を一緒に運んでくることから、様々な症状が出やすくなります。

 

 

 

☑突風が吹くように、強い症状が急に現れる

☑風に吹かれて木々が揺れるように、症状が移り変わりやすい

☑風が舞い上がるように、上半身に症状が出やすい

 頭痛、めまい、耳鳴り、鼻づまり

☑他の症状を運んでくるため、痛みが強くなる。持病の症状が強くなる。

 

風が吹くということは、気圧の差が生じているということです。そのために自律神経が乱れやすくなります。東洋医学は自然界を観察して考えられているために、昔から風の影響が体に害を及ぼすことがあるとわかっていたのでしょう。

 

雨水にオススメのツボは「中渚(ちゅうしょ)」です。手を握った時にできる小指と薬指の間の窪みにあります。

 

 

中渚にお灸をして、雨水の不調を解消しましょう!



お灸教室の時間と料金について

※気軽にできる1回(50分)完結型のお灸教室です。

1.お好きな曜日とコースをお選びください

2.各コース2,500円です

   
開催日 開催時間 内容 料金
(税込み)
月曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円
水曜日 10:00~10:50 肩こりコース 2,500円
11:30~12:20 腰痛コース 2,500円
13:00~13:50 冷え性コース 2,500円
14:30~15:20 不妊コース 2,500円
16:00~16:50 更年期障害コース 2,500円

※駐車場はありません。
※お灸教室の人数は各6名~8名

お灸教室のご予約はこちらから

アクセス

駐車場はありません

名称 片瀬鍼灸院 お灸教室
住所 〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬1-6-36
江ノ電柳小路駅から徒歩7分
駐車場はありません。
公共交通機関をご利用ください。
電話番号

0466-21-9881

お灸教室開催日 月曜日・水曜日/10:00 ~ 17:30
藤沢市片瀬鍼灸院の外観