コラム

前回から腰痛についてのお話を始めましたが、今回はテレワークが始まってから増加傾向にある、ぎっくり腰についてのお話です。

今回のコラムでは、ぎっくり腰の時にオススメのツボと対処方法をお話します。

 

＜ぎっくり腰＞

 

ぎっくり腰は急性腰痛の一つで急に激しい痛みが特徴ですが、診断名や病名ではなく通称です。

 

多くは筋肉や靭帯などが傷つくことによる痛みですが、痛みが強い時は骨折のこともあるため医師の診断を受けましょう。

 

特に高齢者は圧迫骨折が原因のこともある特に注意してください。

 

（ぎっくり腰の原因は？）

 

重い物を持ったり、腰をひねったりすることで起こる場合もありますが、朝起きたら急に痛くなった、特に何もしていないのに急に痛くなった。という方も多くいらっしゃいます。

 

日常生活のなかの普通のこと、例えば次のような時に起こることがあります。

 

☑椅子から立ち上がった時

☑くしゃみをした時

☑振り返った時

☑靴下や靴を履こうとした時

☑髪の毛を洗おうとして手を挙げた時

☑顔を洗う時、歯を磨く時

 

私たちは重い物を持つ時は、持ち上げることに集中して体に力を入れてから持ち上げます。しかし立ち上がる時や顔を洗う時に、気を付けている方は少ないと思います。

そのため、ぎっくり腰は日常生活の何気ない動作の時に起こる傾向があります。

 

＜ぎっくり腰になったら＞

 

Ｑ1.ぎっくり腰になったら、冷やすの？温めるの？

 

Ａ.当日は何もせず、次の日から温めると良いです。

ふくらはぎが冷えると痛みが強くなることがあります。

長い靴下やレッグウォーマーでふくらはぎを温めましょう。

 

Ｑ2.安静にしているの？動いた方が良いの？

 

Ａ.無理する必要はありませんが、同じ姿勢でじっとしているよりは、体を動かした方が治りが早いと言われています。

 

以前は、1週間くらい安静にした方が良いと言われていました。

 

しかし最近は、強い痛みがひいたら程度に動いた方がよいと言われています。

筋肉に負担がかからないように、コルセットや腰を固定するベルトをして動くと安心です。

 

Ｑ3.湿布した方がよいの？

 

Ａ.痛みが楽になるなら湿布を貼ってよいと思います。

しかし、肌が弱くてかぶれてしまう方は避けた方がよいと思います。

鍼灸もそうですが、他の治療をする時にかぶれていたり、肌に傷があると治療できないこともあります。

 

 

＜ぎっくり腰にオススメのツボ＞

 

ぎっくり腰にオススメのツボは崑崙（こんろん）です。

 

崑崙は外果とアキレス腱の間の窪みにあります。

 

 

ぎっくり腰の予防にも適したツボです。